過敏性腸症候群(IBS)

お腹の痛み。下痢したり便秘したり。下痢が続いて、1日何度も何度もトイレに行く。どうしても不安があり、思うように日常生活が過ごせない。気分が落ちて行く、などなど…

そんな過敏性腸症候群のあなたに漢方薬が大きな救いになります。 漢方薬には、たくさんの種類があり、お一人お一人に合った漢方薬を選ぶのは難しいですが、たくさんの種類がある分、より細かなアプローチができるのも漢方薬の特徴です。実際、当店の多くのお客様も、その効果を実感されておられます。

私たちは、これまで多くの患者様のご相談を受けてきた経験から適正な漢方薬を選べば過敏性腸症候群(IBS)は高い確率で改善できると考えています。漢方薬の選択肢は幅広く難しいものですが、だからこそ専門的な知見が大切です。

過敏性腸症候群(IBS)は、漢方治療と非常に相性の良い疾患です。

お話を丁寧に伺いながらお身体の状態を把握し、その時々に最適な処方をご提案します。
当薬局では、3ヶ月で症状を軽減させながら、6~12ヶ月で症状の改善を目指しております。どうぞ一人で悩まず、まずはご相談ください。

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(仮名)
木村 奈緒
さん

32歳女性 / 自営業(クリエイター)

精神的な要因が強く、1日に10回以上、トイレに駆け込み、下痢してしまう。
以前は、落ち着くときもあったが、最近は、毎日そんな感じ。
どうにかして欲しいと相談。
病歴・通院歴

過去には、クリニックを受診したこともあったが、お薬で一時的によくなるが、またもとにもどってしまい、それを繰り返していた。何とか根本解決できる方法はないかと調べていたら、漢方薬で良くなることがあることを知り相談の予約をした。

服用の経過

詳しくお体の状態をお聞きして、甘草瀉心湯と松寿仙を服用することに。

〈1か月後〉 甘草瀉心湯と松寿仙を服用すると1週間後には、下痢の回数が1日3回に減る。その後も服用を継続し、多少変動することもあるが、日常生活に支障がない程度で安定して過ごせている。

この症状の改善事例を見る

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自覚症状

過敏性腸症候群は、過敏性腸症候群(IBS:irritable bowel syndrome)は、機能性消化管疾患に分類されています。 過敏性腸症候群(IBS)の3つの代表的な特徴をお伝えします。

  1. 腹痛および腹部不快感とそれに伴う便通の異常 お腹が痛くなります。何の前触れもなく起きることもあります。通勤の途中の電車で突然お腹が痛くなり、電車を途中下車してトイレに駆け込んだりします。便通は、下痢することも便秘になることもあります。

  2. 腹痛は、排便することで軽くなる。 お腹が痛くなって、トイレに行き、排便を済ませると、腹痛は少しだけでも楽になります。

  3. ストレスがかかるとひどくなる 心理的要因との関係が深いことが分かっています。よってストレスがかかると症状がでやすくなったり、ひどくなったりします。 以上が、代表的な特徴です。過敏性腸症候群の方がこのすべてに当てあてはまるわけではありません。

02

診断基準

腹痛と便通異常、あるいはそのいずれかが、3ケ月の間に時々起きたり、持続的に起きたりしている場合など過敏性腸症候群が疑わる場合に以下の方法にて診断を行います。

過敏性腸症候群は (1) 警告症状・徴候 (2) 危険因子 (3) 通常臨床検査での異常 (1)~(3)のいずれにも該当しない場合、もしくは、(3)通常臨床検査での異常はあったが (4)大腸検査で異常がない場合に、Rome Ⅳ 診断基準に該当すると過敏性腸症候群と診断されます。

  1. 警告症状・徴候: 発熱、関節痛、血便、6か月以内の予期せぬ3kg以上の体重減少、異常な身体所見
  2. 危険因子: 50歳以上での発症または患者、大腸器質的疾患の既往歴または家族歴
  3. 通常臨床検査: 末梢血球数、炎症反応、TSH、尿一般検査、便潜血検査、など
  4. 大腸検査: 大腸内視鏡検査など。

Rome Ⅳ 診断基準 腹痛が、最近3ヶ月の間に平均して週1回以上あり、次のうち2項目以上の特徴を示す

  • 腹痛が排便に関連する
  • 腹痛が排便頻度の変化に関連する
  • 腹痛が便形状(外観)の変化に関連する

(1)~(4)に当てはまらない場合は機能性消化管疾患となり、Rome Ⅳ 診断基準にて過敏性腸症候群を診断します。過敏性腸症候群(IBS)の診断基準を満たすとIBSと診断されます。IBSの診断基準を満たさないと、IBS以外の機能性消化管疾患となります。

03

原因

IBSの症状は、消化管の運動障害や知覚障害のような機能障害によって引き起こされます。 このような機能障害が起こる背景には、以下のような様々な要因があり、それが単独の要因で発症するのではなく、複数の要因が絡み合って、発症したり悪化させたりすると考えられています。

  1. 環境 思春期までの成育環境
  2. 遺伝 遺伝的な関与はあるが大きな要因ではないと考えられています。
  3. 感染 感染性腸炎をきっかけに発症するケースがあり、PI-IBS(post-infection-IBS)と呼ばれています。
  4. 炎症 病原微背に物による感染、食物アレルギー、腸内細菌叢の変化が大腸粘膜に軽度の炎症を起こし、IBSの要因になっていると考えられるようになってきました。
  5. 腸内環境 IBS患者の84%に小腸での腸内細菌増殖(SIBO)の所見が認められたという報告もあり、腸内環境がIBSの要因になっていると考えられています。
  6. ストレス 心理的ストレスや身体的ストレスがIBSの発症に関与していることは広く知られています。

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西洋医学のアプローチ方法

西洋医学では、第1段階で、食事・活習慣改善の指導が行われます。 そして、消化管に主体を置いた薬物療法がおこなわれます。 それでも効果がない場合は、第2段階としてストレスや心理的な影響に着目し、影響があれば、うつの場合は抗うつ薬、不安の場合は抗不安薬が用いられます。 他にも、便秘や下痢の治療薬や簡易精神療法(ストレスマネジメント)が行われます。 第3段階としては、心理療法がおこなわれます。

  1. 食事・生活習慣の改善 不規則な生活、慢性的な疲労の蓄積、食事量の不均衡、夜食、睡眠不足、社会的ストレスが、IBSの増悪因子となりますので、これらの食事や生活習慣の改善をおすすめします。

  2. 薬物療法 薬物療法として、症状のタイプ(便秘型・下痢型・混合型)や患者さんの主症状(腹痛・膨満感など)に応じて以下のお薬が主に使用されます。

  • 高分子重量体
  • 消化管機能改善薬
  • プロバイオティクス
  • セロトニン5-HT3受容体拮抗薬
  • 止瀉薬
  • 粘膜上皮機能変容薬
  • 塩類下剤
  • 抗不安薬
  • 抗コリン薬
  • 胃腸内ガス駆除剤
  1. 簡易精神療法 患者のストレス対処法に助言する方法です。症状への過度な不安や緊張を軽減し、自分の体と上手に付き合う力(セルフコントロール)を高めます。

  2. 心理療法 リラクゼーション法や催眠療法、認知行動療法のような専門的な方法。

05

漢方薬によるアプローチ方法

過敏性腸症候群の改善に役立つ漢方薬は、たくさんの種類あります。 どの漢方薬があうのかを知るために、今の症状、どのようにお腹が痛くなるのか、便の状態、冷えるとひどくなるのか、温めるとひどくなるか、時間帯による変化はあるか(例えば午前中に多くなるかなど)、お腹が張るか、ストレス的要因で悪化するか、残便感があるか、お腹がぐるぐるなるか、おしっこの回数、冷えの状態、睡眠の状態、発症のきっかけ、など様々な問診をさせていただき、東洋医学的な病態(陰陽、虚実、寒熱、気血水、臓腑など)を推察し、それに合った漢方薬を選んでいきます。 比較的早く効果を実感できるケースが多いですが、その分、悪化もしやすいので、継続的な服用が非常に大切になっていきます。

みなさまから寄せられる
よくあるご質問

病院で治療しても改善しなかったのですが、本当に相談してよいのでしょうか?

もちろんご相談ください。丸の内大島薬局では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、ピル中止後の生理不順、過敏性腸症候群(IBS)、慢性副鼻腔炎など、病院や一般の漢方薬局で改善が難しかった症状に多く対応してきました。
「どこに行っても良くならなかった」という方こそ、私たちが次の選択肢として寄り添い、漢方・自然薬・栄養学・生活改善を組み合わせた新しいアプローチをご提案いたします。

初回の相談にはどれくらい時間がかかりますか?

相談内容にもよりますが、60分~120分くらいかかります。
じっくり、今までの経過をじっくり伺い、その原因を追究していくとともに、漢方医学的にお体のどこに負担がかかっていくかを把握しないといけないため、お時間をいただいております。

漢方薬はどのくらい飲み続ければ効果が出ますか?

今までの経験から、1ヶ月から2ヶ月程度服用いただければ、何かしらの体調の変化を感じとっていただけます。

相談に費用はかかりますか?

相談料金はいただいておりません。
相談時に、お悩みの病気や症状や不安などお話しください。私どもからもご質問をさせていただき、原因を追究していくとともに東洋医学的なお体の状態を把握していきます。その後、東洋医学的なおからだの状態をご説明し、対応策の費用面について説明いたします。ご説明にご了承いただける場合、お薬を準備いたします。ご了承いただけなければ、そこで相談は終了となります。
初めから、漢方薬名をお伝えするような相談は受け付けておりませんのでご了承ください。

どんな症状でも相談できますか?

まずは、一度ご相談ください。対応が難しい場合は、その時に返答をさせていただきます。

他の病院の薬と併用しても大丈夫ですか?

基本的に病院のお薬との併用も大丈夫です。ただし、漢方薬の重複になると、問題が出てくるケースもございますので、相談時に詳しくお伺いし、対応させていただきます。

漢方薬は苦いイメージがありますが、飲みやすいですか?

たしかに漢方薬は独特の風味がありますが、苦い漢方薬でも自分に合った漢方薬は、おいしく感じるということもあります。エキス顆粒や錠剤の製剤もありますので、飲みにくい場合は、ご相談いただければと思います。

遠方に住んでいるのですが、オンラインや電話相談は可能ですか?

オンラインや電話でのご相談も可能です。LINEの公式アカウントにご登録いただいてご相談のご予約をいただくと、予約の日時に通話リクエストを送信しますので、それを押していただくと、ビデオ通話で相談ができます。その他、そのままLINEのトーク機能で漢方相談を行うことも可能です。

子どもや高齢者でも服用できますか?

服用できます。

漢方薬は保険がききますか?

当店で扱う漢方薬はすべて自由診療(自費)となり、健康保険は適用されません。ただし、初回のご相談時にお客様の体質や症状を伺いながら、目安となるご予算をしっかりお伝えしますので、ご安心ください。
一般的な保険診療では扱われない天然薬や自然薬も取り揃えており、体質改善や根本からのケアを目的としたご提案が可能です。

LINEから、
お気軽にご相談いただけます。

特定疾患の情報や体質改善のヒントも
定期的にお届けします。

丸の内大島薬局では、LINEを通じて
初回相談や日常のご質問を承っております。
さらに今後は、多嚢胞性卵巣症候群、脱ピル後の不調、
過敏性腸症候群、副鼻腔炎といった特定疾患に関する最新の知識や、
日常で役立つ栄養・生活改善のアドバイスも発信していきます。
ご登録いただいた方には、より具体的な改善のヒントや
サポート情報をお届けしますので、ぜひお気軽にご登録ください。

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まずはあなたのお悩みを
お聞かせください

「これくらいの悩みで相談していいのかな?」と
迷われる方も多くいらっしゃいます。
丸の内大島薬局では、症状の大小にかかわらず、
お一人おひとりの体と心に寄り添ったご相談を大切にしています。
どんな小さなお困りごとでも、まずはお気軽にご相談ください。

こんな悩みをお持ちの方へ──

  • 生理不順やPMSがつらく、日常生活に支障が出ている
  • ピルをやめた後から体調が不安定になっている
  • 妊活を続けているが、なかなか結果が出ず焦っている
  • 過敏性腸症候群で外出や仕事に不安がある
  • 慢性的な副鼻腔炎で、鼻づまりや後鼻漏が治らない
  • 病院で「異常なし」と言われたが、不調が続いている
  • 薬を飲んでも症状がすぐに再発してしまう
  • 慢性的な疲労感や冷え性に悩んでいる
  • 自律神経の乱れから、不眠や気分の落ち込みがある
  • 将来の健康のために、体質を根本から改善したい

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    なかなか改善できないお身体の悩み、ぜひ一度、思い切ってご相談ください。
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