ニキビ

ニキビは、尋常性ざ瘡という病名の皮膚疾患です。 10代から30代のとても若々しい華やかな世代に多い、罪深い疾患です。 ニキビは、皮膚が角化し毛穴に皮脂がたまり、菌の繁殖で悪くなる化膿性疾患だと捉えると単純にピーリング剤や抗生物質の投与で治りそうなものですが、そう単純にはいかないケースも多く、ニキビという疾患の奥深さを感じます。 ニキビは、ストレスやホルモンバランスや生活習慣など様々要因が重なり、それが肌に現れた疾患だととらえると根本治療を目指せる漢方薬がとても効果的であることが分かります。

漢方薬は、ちょっと信じられない。本当に効くの? 西洋医学が中心の日本の医療では、そう思われても仕方がないかもしれません。 ただ、実際、非常に多くの方がニキビで漢方薬を服用されて辛い症状から解放されています。

実際多くの患者様の相談を受けてきた経験から、その時々で最適な漢方薬を選ぶことができれば、ニキビは解決できると考えています。

ニキビは、漢方薬と非常に相性の良い疾患です。

お話を丁寧に伺いながら、お身体の状態を把握し、その時々に最適な処方を選んでいきます。当薬局では3ヶ月~12ヶ月でニキビの改善を目指していきます。 どうぞ一人で悩まず、まずはご相談ください。

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(仮名)
岡本 玲奈
さん

27歳女性 / 会社員(広報職)

ニキビがひどくて生理不順もある。甘いものと脂っこい物食べると一気に悪化する。
ブツブツと大きなニキビが口の周りの特によくできる。
病歴 通院歴

特にクリニックを受診していないが、生理不順もあって、漢方なら両方ともにもよさそうなので予約しました。

服用の経過

詳しくお体の状態や生活状況を伺い、桂枝茯苓丸と松寿仙の服用を開始。

〈1か月後〉 大きなニキビは減ってきたかな。でも、甘い物食べるとでてくる。

〈3ヶ月後〉 新しいのは、減ってきたが、残っているニキビがなかなか治らない。 生理の状態も考え、排膿散とリナグリーンプレミアム21へ変更する。

〈6か月後〉 肌がきれいになり、ニキビもできなくなってきた。漢方薬をエッキ錠と桂枝茯苓丸(半量)と松寿仙に変更する。

〈9か月後〉 肌も生理不順も改善し、とても状態になった。

改善後の様子

多少甘いものを食べてもできなくなってきた。肌がきれいになり、頑張って続けてよかった。

新しいニキビができなくなって、ざらざらしていた肌がつるつるしていくと、今までの悩みから解放されてうれしかったです。そして、生理も安定してきて、一気に2つの悩みを抑えるのではなくて根本から解決できて、本当に良かったです。

01

症状

ニキビの代表的な自覚症状は以下のような特徴を持った皮疹(発疹)が、主に顔、胸、背中などの皮脂腺の多い部位にできます。代表的な特徴は以下の4つとなります。

  1. 痛み・圧痛
  2. 腫れ・熱感
  3. 膿の形成・破裂
  4. 色素沈着・ニキビ跡

それぞれの特徴についてまとめました。

1. 痛み・圧痛 特に赤く腫れたニキビや膿をもったニキビ(膿疱・結節)は押すと痛むことがあります。 2. 腫れ・熱感 炎症が強いと患部が熱をもつこともあります。 3. 膿の形成・破裂 膿を伴うニキビは自然に破れると痛みや皮膚トラブルを引き起こす場合があります。 4. 色素沈着・跡 炎症後に赤みや茶色の跡が残ると、治るまで数か月かかることもあります。

皮疹の種類(病変のタイプ)をまとめました。

皮疹の種類特徴
面皰(めんぽう)
=コメド
毛穴が詰まって皮脂がたまった状態。

  • 白ニキビ(閉鎖面皰)
  • 黒ニキビ(開放面皰)
丘疹(きゅうしん)赤く小さく盛り上がった炎症性病変
膿疱(のうほう)白く膿がたまった炎症性病変
結節・嚢腫皮下に硬く深いしこりを触れる炎症性病変。重症例でみられる
瘢痕(はんこん)炎症後に残るくぼみや色素沈着

02

原因

ストレスやホルモンバランスや生活習慣など様々要因が重なり肌に現れます。 以下に代表的な原因についてまとめました。

  1. ストレスや睡眠不足
  2. 生理前のホルモン変化
  3. 食生活(糖質・脂質の多い食事)
  4. 化粧品や日焼け止めの油分
  5. 不十分な洗顔や逆に洗いすぎ
  6. マスクの摩擦や湿気

03

西洋医学の治療法

主に内服薬と外用薬を用いて治療を行うとともにスキンケアを行っていきます。症状の重さに応じて治療法が変わっていきます。 尋常性痤瘡治療ガイドライン2017によると、

軽 症:片顔に炎症性皮疹が5個以下 中等症:片顔に炎症性皮疹が6個以上20個以下 重 症:片顔に炎症性皮疹が21個以上50個以下 最重症:片顔に炎症性皮疹が51個以上

となっております。

1. 基本治療(軽症〜中等症)

外用薬(塗り薬)

皮脂や角栓のつまりを改善し、アクネ菌を減らす目的で使います。

  • 角化抑制・毛穴づまり改善
    • アダパレン(ディフェリン®):ビタミンA誘導体。毛穴のつまりを改善。
    • 過酸化ベンゾイル(ベピオ®、デュアック®など):アクネ菌を殺菌し、角質の正常化も促す。
    • アダパレン+過酸化ベンゾイル配合剤(エピデュオ®):角栓と菌の両方に効果。
  • 抗菌薬(アクネ菌抑制)
    • クリンダマイシン(ダラシンT®ゲル)
    • ナジフロキサシン(アクアチム®クリーム・ローション)

2. 中等症〜重症の治療

内服薬

  • 抗菌薬(炎症性ニキビに)
    • ミノサイクリン(ミノマイシン®)
    • ドキシサイクリン(ビブラマイシン®):菌の増殖と炎症を抑える。2〜3か月を目安に使用。
  • ホルモン療法(女性のみ)
    • 低用量ピル:男性ホルモンによる皮脂分泌を抑える。

3. 重症または難治例の治療

イソトレチノイン(アクネトレント®など)
  • ビタミンA誘導体で、皮脂腺の活動を根本的に抑制。
  • 欧米では標準治療、日本では保険適用外(美容皮膚科などで使用)。
  • 強力ですが、副作用(催奇形性・肝機能障害・乾燥など)に注意。

4. 補助療法・スキンケア

  • 洗顔:朝晩2回、刺激の少ない洗顔料で皮脂を除去。
  • 保湿:ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)製品を使用。
  • 生活習慣:睡眠不足・ストレス・食生活の乱れも悪化要因。

04

東洋医学の治療法

当店では、お体の状態を詳しく伺い、最適な漢方薬を選んでいきます。 東洋医学では、体の構成成分を気・血・水に分け、それぞれが過不足なく、上手に巡っている状態が健康の状態と考えます。ニキビの場合は、血に関連するトアラブルが多くなります。 以下の状態を確認して、最適な漢方薬を選んでいきます。

  • ニキビのできている部位、赤み、腫れ具合
  • 生理の状態(量・経血の色・塊の有無・周期など)
  • 生理前の状態(便秘になる・イライラする・食欲が増すなど)
  • 睡眠の状況(寝つき・中途覚醒・寝起き・時間など)
  • お通じの状態
  • 汗のかきやすさ
  • 食生活
  • 生活リズム
  • スキンケアの状況

ニキビが治るとともに、他の症状も一緒に治っていくのが、漢方薬の治療の特徴です。

みなさまから寄せられる
よくあるご質問

病院で治療しても改善しなかったのですが、本当に相談してよいのでしょうか?

もちろんご相談ください。丸の内大島薬局では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、ピル中止後の生理不順、過敏性腸症候群(IBS)、慢性副鼻腔炎など、病院や一般の漢方薬局で改善が難しかった症状に多く対応してきました。
「どこに行っても良くならなかった」という方こそ、私たちが次の選択肢として寄り添い、漢方・自然薬・栄養学・生活改善を組み合わせた新しいアプローチをご提案いたします。

初回の相談にはどれくらい時間がかかりますか?

相談内容にもよりますが、60分~120分くらいかかります。
じっくり、今までの経過をじっくり伺い、その原因を追究していくとともに、漢方医学的にお体のどこに負担がかかっていくかを把握しないといけないため、お時間をいただいております。

漢方薬はどのくらい飲み続ければ効果が出ますか?

今までの経験から、1ヶ月から2ヶ月程度服用いただければ、何かしらの体調の変化を感じとっていただけます。

相談に費用はかかりますか?

相談料金はいただいておりません。
相談時に、お悩みの病気や症状や不安などお話しください。私どもからもご質問をさせていただき、原因を追究していくとともに東洋医学的なお体の状態を把握していきます。その後、東洋医学的なおからだの状態をご説明し、対応策の費用面について説明いたします。ご説明にご了承いただける場合、お薬を準備いたします。ご了承いただけなければ、そこで相談は終了となります。
初めから、漢方薬名をお伝えするような相談は受け付けておりませんのでご了承ください。

どんな症状でも相談できますか?

まずは、一度ご相談ください。対応が難しい場合は、その時に返答をさせていただきます。

他の病院の薬と併用しても大丈夫ですか?

基本的に病院のお薬との併用も大丈夫です。ただし、漢方薬の重複になると、問題が出てくるケースもございますので、相談時に詳しくお伺いし、対応させていただきます。

漢方薬は苦いイメージがありますが、飲みやすいですか?

たしかに漢方薬は独特の風味がありますが、苦い漢方薬でも自分に合った漢方薬は、おいしく感じるということもあります。エキス顆粒や錠剤の製剤もありますので、飲みにくい場合は、ご相談いただければと思います。

遠方に住んでいるのですが、オンラインや電話相談は可能ですか?

オンラインや電話でのご相談も可能です。LINEの公式アカウントにご登録いただいてご相談のご予約をいただくと、予約の日時に通話リクエストを送信しますので、それを押していただくと、ビデオ通話で相談ができます。その他、そのままLINEのトーク機能で漢方相談を行うことも可能です。

子どもや高齢者でも服用できますか?

服用できます。

漢方薬は保険がききますか?

当店で扱う漢方薬はすべて自由診療(自費)となり、健康保険は適用されません。ただし、初回のご相談時にお客様の体質や症状を伺いながら、目安となるご予算をしっかりお伝えしますので、ご安心ください。
一般的な保険診療では扱われない天然薬や自然薬も取り揃えており、体質改善や根本からのケアを目的としたご提案が可能です。

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お気軽にご相談いただけます。

特定疾患の情報や体質改善のヒントも
定期的にお届けします。

丸の内大島薬局では、LINEを通じて
初回相談や日常のご質問を承っております。
さらに今後は、多嚢胞性卵巣症候群、脱ピル後の不調、
過敏性腸症候群、副鼻腔炎といった特定疾患に関する最新の知識や、
日常で役立つ栄養・生活改善のアドバイスも発信していきます。
ご登録いただいた方には、より具体的な改善のヒントや
サポート情報をお届けしますので、ぜひお気軽にご登録ください。

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まずはあなたのお悩みを
お聞かせください

「これくらいの悩みで相談していいのかな?」と
迷われる方も多くいらっしゃいます。
丸の内大島薬局では、症状の大小にかかわらず、
お一人おひとりの体と心に寄り添ったご相談を大切にしています。
どんな小さなお困りごとでも、まずはお気軽にご相談ください。

こんな悩みをお持ちの方へ──

  • 生理不順やPMSがつらく、日常生活に支障が出ている
  • ピルをやめた後から体調が不安定になっている
  • 妊活を続けているが、なかなか結果が出ず焦っている
  • 過敏性腸症候群で外出や仕事に不安がある
  • 慢性的な副鼻腔炎で、鼻づまりや後鼻漏が治らない
  • 病院で「異常なし」と言われたが、不調が続いている
  • 薬を飲んでも症状がすぐに再発してしまう
  • 慢性的な疲労感や冷え性に悩んでいる
  • 自律神経の乱れから、不眠や気分の落ち込みがある
  • 将来の健康のために、体質を根本から改善したい

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    なかなか改善できないお身体の悩み、ぜひ一度、思い切ってご相談ください。
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