五苓散

五苓散|漢方薬の副作用を詳しく解説|ツムラ17

五苓散の副作用について知りたいあなた。

実は、漢方医学では、副作用という概念がありません。代わりに「誤治」という概念があります。

漢方医学では、証を見立てて、それに合わせた漢方薬を選択します。漢方薬を服用して、症状が悪化したり、副作用的な症状が現れたりしたら、証の見立て違いの可能性が高いです。この証の見立て違いが誤治です。

体に合った漢方薬を選ぶことは、経験や知識がないととても難しく、誤治することはあります。その場合は、その漢方薬の服用を中止し、漢方薬を選んでもらった医師や薬剤師にそのことを伝えて、別の漢方薬を選んでもらうのが正しい対処法となります。

ただ、突発的に過敏症が現れたり、漢方薬は長く飲まないと効果がでないと思われ、あまり効果を実感していないにもかかわらず長期間服用していたり、漢方薬が効いて症状が完全にとれたにもかかわらず長期間続けていたり、効果がないからと量をたくさん服用していたりすると、本来の漢方薬の正しい服用方法ではないので、思わぬ症状が現れることがあります。その思わぬ症状として、ツムラ17 五苓散料エキス顆粒の添付文書には、頻度不明の副作用として過敏症と肝機能異常と肝機能異常があげられています。

今回、添付文書に記載のある副作用を中心に五苓散を服用した際に起こるかもしれない症状とその時の対処法、そのような症状が出ないための五苓散の効果的な服用方法についてまとめました。

五苓散の副作用

過敏症

発疹や発赤、掻痒症が現れることがあると添付文書に記載されています。過敏症なので、比較的早い段階で、突発的に発症します。

ただ、頻度不明ということなので、それぐらい低い頻度で起こる副作用です。

肝機能異常

肝臓の機能が低下した状態です。だるくなったりします。血液検査の数値では、ASTやALTやγGPTが上昇することがあります。

こちらも頻度不明ということなので、それぐらい低い頻度で起こる副作用です。

五苓散の服用の際に注意したいこと

五苓散は、比較的早く効果が現れる漢方薬です。2週間程度飲み続けても期待した効果が現れなかった場合や何となく反って調子が悪くなるように感じる場合は、五苓散の服用を中止して 別の漢方薬を考慮することをおすすめいたします。

まとめ

ツムラ17 五苓散料エキス顆粒の添付文書には、五苓散の副作用として過敏症と肝機能異常があげられています。これらの副作用の頻度は不明ということなので、めったに起こることはありません。

五苓散は、比較的早く効果が現れる漢方薬です。2週間程度飲み続けても期待した効果が現れなかった場合や何となく反って調子が悪くなるように感じる場合は、五苓散の服用を中止して 別の漢方薬を考慮することをおすすめいたします。

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