五苓散

五苓散で改善できる自律神経の症状とあうタイプ

ストレス等の影響があり、自律神経の症状に悩んでいて五苓散が良いと聞いたあなた。

医師より自律神経の症状に五苓散を処方されて、五苓散がどんな漢方薬か知りたくなったあなた。

五苓散は、頭痛やめまいやはきけや下痢などの自律神経の症状を改善するのに優れた漢方薬です。

また、漢方の古典「傷寒論」「金匱要略」に記載のある非常に歴史のある漢方薬でもあります。

実際、医療現場でも雨の日や低気圧で頭痛やめまいが出てつらいなどの自律神経の症状に五苓散は利用されています。

ただ、五苓散は、自律神経の症状に万能な漢方薬ではありません。

漢方薬の効能効果には、ある特徴があります。 

 それは、症状を引き起こしている東洋医学的な病態と病態を改善する漢方薬が一致した場合には、症状は改善していきますが、病態と漢方薬が一致しない場合は、一つも症状が改善しないばかりか、副作用が出てしまうこともあります。

 血液検査があるわけではないので、病態を読み取るのは、問診や脈診や舌診などを駆使して行うため難しく、漢方薬を選ぶには、豊富な知識と経験が必要となってきます。

 今回、自律神経の症状に五苓散を服用するあなたに向けて、どのような自律神経の症状に効果があり、五苓散は、東洋医学的にどのような病態を改善する漢方薬なのか、どのようなタイプの方に五苓散があうのかについて解説していきます。

最後までお読みいただければ、あなたのお悩みの自律神経の症状に五苓散が役立つかが分かりますので、最後まで読み進めてください。

五苓散は、頭痛やめまいやはきけ、下痢などの自律神経の症状に効果的です。

 

タイプがあえば、五苓散は、頭痛やめまいやはきけ、下痢などの自律神経の症状に効果的です。

それは、五苓散の効能に

口渇、尿量減少するものの次の諸症:

浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、 めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病 

 と記載されているところから分かります。

例えば、低気圧がくると頭痛が起きるような方は、五苓散の合うタイプでしたら、つらい頭痛を改善させる可能性が高いです。

 

次は、ご自身が、五苓散の合うタイプかどうかを判断するために、五苓散が、東洋医学的にどのような病態を改善する漢方薬であるかを説明していきます。

五苓散は、胃の渇きによる熱と体内にある水の流れる道に熱のある病態を改善する漢方薬です。

 

五苓散が東洋医学的にどのような病態を改善する漢方薬かを説明するために、五苓散に配合されている生薬をご紹介します。

 

五苓散1日量

猪苓 (甘・平)1.8g

沢瀉 (甘・寒)3.05g

茯苓 (甘・平)1.8g

桂皮 (辛・温)1.2g

白朮 (苦・温)1.0g

 五苓散は、猪苓、沢瀉、茯苓、桂皮、白朮という5つの生薬から構成されています。

上記をご覧いただくと分かりますが、五苓散は、温める(温)生薬が2つ、温めも冷やしもしない生薬(平)が2つ、冷やす生薬が1つで構成されています。ここから、体の部分的に冷えがあったり、熱があったりすることが推察できます。

 

桂枝は、体表の気を補い気の巡りをよくして頭痛を治し、多すぎる水をおしっことして無理なく抜いてくれます。

白朮は胃の働きをよくして茯苓は水のめぐりをよくします。

猪苓と沢瀉は、口の渇きをうるおし、水の流れ道の熱をとりおしっこの出をよくします。

 

トータルで考えると、胃の渇きによる熱と水の流れ道に熱のある病態をお持ちの方にあう漢方薬であることが分かります。

自律神経の乱れにより、東洋医学的にこのような病態を持った場合に、五苓散は威力を発揮ます。

五苓散があうタイプの方が感じている5つの自覚症状

五苓散は、東洋医学的に胃の渇きの熱と水流れ道に熱のある病態を改善する漢方薬であることを説明しました。

ご自身が、五苓散の合うタイプかをチェックするために、胃の渇きの熱と水の流れ道に熱のある病態の人は、どのような自覚症状を感じているかについて説明します。

 

五苓散は、

1) 吐き気や頭痛がある

2) めまいが起こる 

3) むくみがあり、おしっこの量が少ない 

4) 口の渇きがある 

5) 便はゆるいか下痢 という5つの自覚症状を持っている方にピッタリの漢方薬です。

 

それは、五苓散の効能に

口渇、尿量減少するものの次の諸症:

浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、 めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病 

と記載されていて、上記の5つの症状が、記載されていること、そして、五苓散が改善する東洋医学的な病態から分かります。 

 胃の渇きの熱が口の渇きにを引き起こします。水の通り道に熱があるとおしっこがでにくくなります。

そのため尿量は減少します。

おしっこから排出できない水が、頭痛やはきけやめまいを引き起こし、おしっこから出せないなら、その水を便から出ようとするので、お通じは緩くなります。

なので、上記の5つの自覚症状がある人は、五苓散があいます。

辛い自律神経の症状を改善したいなら、相談先の一つとして漢方相談薬局を選ぶのも良い選択です。

 

ここまで、五苓散で改善の期待できる自律神経の症状ならびに五苓散のあうタイプについて説明してきました。

自分に合った漢方薬を選ぶことは、とても難しいです。

一人一人違う漢方医学的なお体の状態を正しく把握し、最適な漢方薬を選ばないと根本的な治療は難しいため、相談先の一つとして、専門的な知識や経験が豊富な漢方薬局に相談することをおすすめいたします。

 

まとめ

 

五苓散は、頭痛やめまいやはきけ、下痢などの自律神経症状でお悩みの改善に役立つ漢方薬です。

また、漢方の古典「傷寒論」「金匱要略」に記載のある非常に歴史のある漢方薬でもあります。

ただし、その効果は、すべの人ではなく、五苓散があうタイプの方に限ります。

五苓散のあうタイプは、1)吐き気や頭痛がある 2)めまいが起こる3)むくんだりおしっこの量が少なかったりする 4)口の渇きがある 5)便はゆるいか下痢 という5つの自覚症状をお持ちの方が多いです。

自律神経の症状を改善する漢方薬は五苓散だけではありません。

一人一人違う漢方医学的なお体の状態を正しく把握し、最適な漢方薬を選ばないと根本的な治療は難しいため、相談先の一つとして、専門的な知識や経験が豊富な漢方薬局に相談することをおすすめいたします。

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