ピル中止後の生理不順

ピルを中止後、辛い症状が戻ってしまったあなた。 とても不安な日々を過ごされていると思います。

ピルに頼るのはやめて、ピルを中止しようと迷っている方。 とても勇気のいる決断だと思います。ただ、ピルを服用するきっかけとなって状態に戻ってしまうのではと不安ではないでしょうか。

そんな時、漢方薬があなたの大きな救いになります。

漢方薬は、ちょっと信じられない。本当に効くの? 西洋医学が中心の日本の医療では、そう思われても仕方がないかもしれません。 ただ、実際、非常に多くの方が漢方薬を服用して生理を整えています。

ピル中止後のトラブルには、漢方薬が効果的です。

お話を伺いながらお体の状態を把握し、その時々で最適な漢方薬を選んでいきます。

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(仮名)
高橋 美羽
さん

26歳女性 / 会社員(事務職)

1年前に結婚し、ピルを中止し妊活を開始。もともと生理不順があったのでなかなか排卵しない。
病歴・通院歴

高校生より生理不順がありました。 4年前からピルを服用開始しました。 1年前に結婚し、ピルを中止し妊活を開始しました。 なかなか排卵しないのでクリニックを受診したら多嚢胞性卵巣症候群の診断を受けました。 年齢も若いので、定期的にクリニックを受診しながらタイミングをとることになりました。 早く妊娠したいので、漢方薬も取り入れたいという事で予約をされました。

服用の経過

不安感を強く感じやすいタイプで、動悸を感じることがあったため不安による体の影響を少なくするために苓桂甘棗湯と栄養を補うためにリナグリーンプレミアム21の服用を開始しました。

〈1ヶ月後〉
もともと40日~50日周期でしたが、30日で生理が来ました。継続して服用することに。

〈3ヶ月後〉
30日前後で定期的に生理がくるようになりました。

〈6ヶ月後〉
無事に妊娠。

改善後の様子

過剰に不安を感じることは減ってきて、動悸を感じることはなくなりました。生理が整い、無事に妊娠できたので、自分の体に自信が持てるようになりました。

この症状の改善事例を見る

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自覚症状

ピルの服用を中止した後は、しばらくすると生理みたいな消退出血が起こります。 その後は、ピル服用前の状態に戻る可能性が高くなります。 ピルを服用するきっかけとなっていた生理不順や生理痛やPMSや月経過多の症状あればその症状が出てくる可能性が高くなります。 その他にもピル中止後は、エストロゲンが急激に減少し抜け毛が増えることもあります。

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原因

ピル中止後の代表的な症状である生理不順の診断基準と代表的な原因についてまとめました。

名称診断基準主な原因の例
稀発月経周期が 39日以上~3か月未満排卵障害、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)、ストレス
頻発月経周期が 24日以下黄体機能不全、卵胞期短縮、ストレス
無月経3か月以上(月経がない)妊娠、ホルモン異常、体重変化、過度な運動
不正周期月経周期が毎回大きく変動
(例:25日→40日→30日など)
ホルモンバランスの乱れ、甲状腺疾患、ストレス

生理不順は、周期によって名称が変わり、その原因も変わります。 生理不順を起こしている原因がはっきりしていない場合は、一度婦人科を受診して、原因を把握するのも良い選択だと思います。

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西洋医学のアプローチ方法

生理不順を解決する代表的な方法は、4つあります。

  1. 排卵誘発剤を服用して生理不順を改善する
  2. 黄体ホルモン剤を服用して生理不順を改善する
  3. カベルゴリンを服用して生理不順を改善する
  4. 腹腔鏡下卵巣多孔術という手術を受けて生理不順を改善する

原因に応じて、最適な方法が選ばれます。詳しい内容について以下にまとめました。

1. 排卵誘発剤(クロミフェンやレトロゾールなど)を服用して生理不順を改善する 排卵しにくいことが原因の生理不順に有用な方法です。 医師による診断と処方により服用します。 排卵誘発剤を服用して生理不順を改善する方法を以下にまとめております。

特徴根本解決とはならない方法
治療法
  • 医師の診断と処方による治療法
  • 排卵を誘発して排卵をさせることにより、生理周期を作ることができます。
  • 多くの場合、排卵異常の時や不妊治療などの時に期間を限定して使用されます
注意点
  • 周期を重ねていくと、徐々に薬が効きにくくなることがあります
  • クロミフェンの場合、子宮内膜が薄くなっていくことがあります
  • 代表的な排卵誘発剤のクロミッドの副作用としては、目の異常、吐き気、頭痛、発疹や疲労感などがあります

2. 黄体ホルモン剤(クロルマジノン酢酸エステル:ルトラールなど) 黄体ホルモン剤は色々な目的に使用されますが、生理不順の状態をリセットするために用いられることがあります。 医師による診断と処方により服用します。 黄体ホルモン剤を服用して生理不順を改善する方法を以下にまとめております。

特徴根本解決とはならない方法
治療法
  • 医師による診断と処方による治療法
  • かなか生理が来ない時に、黄体ホルモンを一時的に補充することで、高温期のような状態を作ります。服用中止後、しばらくすると生理(実際は消退出血)が起こります。これにより、生理後と同じような状態となります。
  • 一次的な生理不順の場合は、服用後通常の生理周期にもどることもあります。
注意点代表的な黄体ホルモン剤であるルトラールの副作用としては、血栓症や発疹、食欲不振、悪心嘔吐下痢、腹痛、不正出血や頭痛があります。

3. カベルゴリン(カバサール) 生理不順の原因が、体内のプロラクチンというホルモンが高い時のお薬です。 プロラクチンの数値を下げることで、排卵しにくい条件を取り除き、生理不順を改善します。 カベルゴリンを服用して生理不順を改善する方法を以下にまとめております。

特徴根本解決とはならない方法
治療法
  • 高プロラクチン血症による排卵障害に効果があります。
  • 高プロラクチン血症の人のプロラクチンの分泌を抑えることで、自然に排卵しやすい体内環境を作ります。
注意点カベルゴリンの副作用として、嘔気や悪心、胃部不快感、食欲不振などがありますが、服用量が少ないため、起こりにくいです。

4. 腹腔鏡下卵巣多孔術 生理不順の原因が多嚢胞性卵巣症候群の時に、外科的に行う治療方法となります。 腹腔鏡下卵巣多孔術という手術を受けて生理不順を改善する方法を以下にまとめております。

特徴根本解決となる可能性がある方法
治療法腹腔鏡を使って、電気メスを用いて、卵巣皮質に3~5mmの深さで穴をあけます。
注意点術後の排卵率は30~90%と言われています。

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東洋医学のアプローチ方法

生理不順のお悩みに対して、漢方薬はとても効果的です。 根本解決を目指せる方法です。

なぜなら、漢方医学は、症状を抑えるのではなく、漢方医学的に生理不順を引き起こしている要因を見つけ出し、それにアプローチすることで改善を目指していくからです。 実際、私の運営する漢方薬局に来られた生理不順の方が、漢方薬で生理不順を克服されて、自分の体に自身を持って元気に過ごされている姿を見てきました。 漢方薬を服用して生理不順を改善する方法を以下にまとめております。

特徴根本解決が目指せる方法
治療法
  • (多くの場合)複数の漢方薬を服用する
  • 体の変化に合わせて漢方薬を切り替えながら服用を継続
  • 生理不順の状況(体調)に合わせて漢方薬を調整していく
    注意点漢方薬治療は体調に合わせることが重要で、体調変化を読み取りながら漢方薬を選ぶには、漢方に詳しい医師や漢方薬局の薬剤師など、専門家の知見が必要

    みなさまから寄せられる
    よくあるご質問

    病院で治療しても改善しなかったのですが、本当に相談してよいのでしょうか?

    もちろんご相談ください。丸の内大島薬局では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、ピル中止後の生理不順、過敏性腸症候群(IBS)、慢性副鼻腔炎など、病院や一般の漢方薬局で改善が難しかった症状に多く対応してきました。
    「どこに行っても良くならなかった」という方こそ、私たちが次の選択肢として寄り添い、漢方・自然薬・栄養学・生活改善を組み合わせた新しいアプローチをご提案いたします。

    初回の相談にはどれくらい時間がかかりますか?

    相談内容にもよりますが、60分~120分くらいかかります。
    じっくり、今までの経過をじっくり伺い、その原因を追究していくとともに、漢方医学的にお体のどこに負担がかかっていくかを把握しないといけないため、お時間をいただいております。

    漢方薬はどのくらい飲み続ければ効果が出ますか?

    今までの経験から、1ヶ月から2ヶ月程度服用いただければ、何かしらの体調の変化を感じとっていただけます。

    相談に費用はかかりますか?

    相談料金はいただいておりません。
    相談時に、お悩みの病気や症状や不安などお話しください。私どもからもご質問をさせていただき、原因を追究していくとともに東洋医学的なお体の状態を把握していきます。その後、東洋医学的なおからだの状態をご説明し、対応策の費用面について説明いたします。ご説明にご了承いただける場合、お薬を準備いたします。ご了承いただけなければ、そこで相談は終了となります。
初めから、漢方薬名をお伝えするような相談は受け付けておりませんのでご了承ください。

    どんな症状でも相談できますか?

    まずは、一度ご相談ください。対応が難しい場合は、その時に返答をさせていただきます。

    他の病院の薬と併用しても大丈夫ですか?

    基本的に病院のお薬との併用も大丈夫です。ただし、漢方薬の重複になると、問題が出てくるケースもございますので、相談時に詳しくお伺いし、対応させていただきます。

    漢方薬は苦いイメージがありますが、飲みやすいですか?

    たしかに漢方薬は独特の風味がありますが、苦い漢方薬でも自分に合った漢方薬は、おいしく感じるということもあります。エキス顆粒や錠剤の製剤もありますので、飲みにくい場合は、ご相談いただければと思います。

    遠方に住んでいるのですが、オンラインや電話相談は可能ですか?

    オンラインや電話でのご相談も可能です。LINEの公式アカウントにご登録いただいてご相談のご予約をいただくと、予約の日時に通話リクエストを送信しますので、それを押していただくと、ビデオ通話で相談ができます。その他、そのままLINEのトーク機能で漢方相談を行うことも可能です。

    子どもや高齢者でも服用できますか?

    服用できます。

    漢方薬は保険がききますか?

    当店で扱う漢方薬はすべて自由診療(自費)となり、健康保険は適用されません。ただし、初回のご相談時にお客様の体質や症状を伺いながら、目安となるご予算をしっかりお伝えしますので、ご安心ください。
    一般的な保険診療では扱われない天然薬や自然薬も取り揃えており、体質改善や根本からのケアを目的としたご提案が可能です。

    LINEから、
    お気軽にご相談いただけます。

    特定疾患の情報や体質改善のヒントも
    定期的にお届けします。

    丸の内大島薬局では、LINEを通じて
    初回相談や日常のご質問を承っております。
    さらに今後は、多嚢胞性卵巣症候群、脱ピル後の不調、
    過敏性腸症候群、副鼻腔炎といった特定疾患に関する最新の知識や、
    日常で役立つ栄養・生活改善のアドバイスも発信していきます。
    ご登録いただいた方には、より具体的な改善のヒントや
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    まずはあなたのお悩みを
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    迷われる方も多くいらっしゃいます。
    丸の内大島薬局では、症状の大小にかかわらず、
    お一人おひとりの体と心に寄り添ったご相談を大切にしています。
    どんな小さなお困りごとでも、まずはお気軽にご相談ください。

    こんな悩みをお持ちの方へ──

    • 生理不順やPMSがつらく、日常生活に支障が出ている
    • ピルをやめた後から体調が不安定になっている
    • 妊活を続けているが、なかなか結果が出ず焦っている
    • 過敏性腸症候群で外出や仕事に不安がある
    • 慢性的な副鼻腔炎で、鼻づまりや後鼻漏が治らない
    • 病院で「異常なし」と言われたが、不調が続いている
    • 薬を飲んでも症状がすぐに再発してしまう
    • 慢性的な疲労感や冷え性に悩んでいる
    • 自律神経の乱れから、不眠や気分の落ち込みがある
    • 将来の健康のために、体質を根本から改善したい

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      なかなか改善できないお身体の悩み、ぜひ一度、思い切ってご相談ください。
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