
当帰芍薬散とピルの飲み合わせについて、不安になっているあなた。当帰芍薬散とピルの飲み合わせは、問題ありません。服用していただいて大丈夫です。
今回、その根拠について、低用量ピルの添付文書、ならびに当帰芍薬散の添付文書より説明させていただきます。
添付文書とは何?
添付文書とは、薬を安全かつ適切に使用するために作成されている公的な文書です。添付文書には、医薬品販売メーカーが、動物実験や治験時のデータや市販後調査の結果等をもとに医薬品の使用上の注意や効能効果や副作用や相互作用などをまとめたものを記載されています。
添付文書には、その薬剤の情報が集約されているので、添付文書の中の薬剤の相互作用を確認すると、薬理学的に考えられる薬剤同士の飲み合わせだけでなく、実際の治験時や市販後調査の結果を踏まえたデータを知ることができます。
ピルと当帰芍薬散のそれぞれの添付文書中の相互作用欄を確認してもそれぞれの薬剤の記載はない
すべてのピルの添付文書中の相互作用欄に記載ある薬剤を確認しても当帰芍薬散の記載はありませんでした。逆に、すべてのメーカーの当帰芍薬散の添付文書の相互作用欄を確認してもピルの記載はありませんでした。
このことより、ピルと当帰芍薬散の飲み合わせが問題になるようなケースは報告されておらず、問題はありません。
まとめ
当帰芍薬散とピルの飲み合わせは、問題ありません。それは、添付文書に記載されるような確かなピルと当帰芍薬散の飲み合わせが問題になるようなケースは報告されていないからです。
不安を持たれず、当帰芍薬散とピルを併用していただければと思います。


