
麻黄湯は、のどの痛みにも効くかどうか知りたいあなた。
結論から言えば、麻黄湯はのどの痛みに効くことがあります。
ただすべてののどの痛みに効果があるわけではなく、条件がそろえばとなります。
その条件とは、麻黄湯の証を呼ばれるもので、代表的な症状は、寒気があり汗はでていなくて、ぜいぜいと咳の出ているような人がのどの痛みを訴えている場合となります。
今回は、麻黄湯の証についてまとめました。
麻黄湯の証
麻黄湯は、三世紀ごろ中国でまとめらえた医学書「傷寒論」に記載のある非常に歴史のある漢方薬です。麻黄湯の証とは、麻黄湯のあう症状のことで、それについては、傷寒論にまとめられています。代表的な麻黄湯の2つの条文を紹介します。
太陽病、頭痛発熱、身疼腰痛 骨節疼痛 悪風 汗無くして喘する者は麻黄湯之を主る
太陽病で、頭痛、発熱、身体が痛み、腰痛、関節の痛みがあり、寒気、汗はでなくて、咳の出る人は、麻黄湯が主治します。
太陽と陽明の合病、喘して胸満する者は下すべからず、宜しく麻黄湯之を主る
太陽と陽明の合病で、咳をして胸の中にものがいっぱい詰まっているような感じのする者は、下剤を与えてはいけない。麻黄湯を用いて治します。
よって、これらの症状を持った人、特に汗がでていなくて、咳をしていて、体の痛みや咳の出ているような人が麻黄湯の証で、麻黄湯の証の人が、のどの痛みがあれば、麻黄湯でのどの痛みを改善できる可能性は高くなります。
まとめ
麻黄湯は、三世紀ごろ中国でまとめらえた医学書「傷寒論」に記載のある非常に歴史のある漢方薬です。
麻黄湯の証とは、麻黄湯のあう症状のことで、それについては、傷寒論にまとめられています。特に汗がでていなくて、咳をしていて、体の痛みや咳の出ているような人が麻黄湯の証で、麻黄湯の証の人が、のどの痛みがあれば、麻黄湯でのどの痛みを改善する可能性は高くなります。


