
子宮筋腫に対しての桂枝茯苓丸の効果について知りたいあなた。
子宮筋腫の診断を受けて辛い思いをされて、さらに、生理痛があったり、月経量も多かったり、貧血などの症状があったりして日常生活にも影響でているのではないでしょうか。
できたらなるべく体に負担の少ない方法をお探しのことと思います。
桂枝茯苓丸はそんなあなたの強い味方になってくれる可能性のある漢方薬です。
実際、桂枝茯苓丸を服用することによって筋腫が小さくなったり、とれたり、残念ながら手術になってしまっても、桂枝茯苓丸を飲んでいたので、手術の時間が予定よりも短く済んで、術後の経過がとても順調だったりすることもあります。
ただ、すべての子宮筋腫に効果があるわけではありません。
漢方薬には証というものがあり、証があっていないと漢方薬は威力を発揮しません。
また、証があっていても、子宮筋腫の大きさや状態にも効果は左右されます。
ここでは、
・桂枝茯苓丸を服用すると3ヶ月で有意に筋腫が縮小しはじめ、12ケ月後には76.8%に縮小するデータを示した論文と私が運営している薬局での子宮筋腫に桂枝茯苓丸を服用したお客様の症例
・桂枝茯苓丸について
・桂枝茯苓丸の証の人が感じている5つの自覚症状
についてご紹介していきます。
読み終えていただければ、実際、子宮筋腫に対してのどれくらいの効果が期待できるのか、桂枝茯苓丸はどのような漢方薬なのか、どのようなタイプの人が合うのかについて理解できます。今後の治療の選択に、ぜひ、参考にして下さい。
目次
桂枝茯苓丸を服用すると3ヶ月で有意に筋腫が縮小しはじめ、12ケ月後には76.8%に縮小する臨床データがあります。
あなたの子宮筋腫に桂枝茯苓丸が役立つ可能性は十分にあります。
なぜなら、それを示す論文があるからです。
その論文の内容をご紹介いたします。
論文では、56例の子宮筋腫のうち、22例の桂枝茯苓丸7.5g分3連日投与した群、34例の無治療で経過をみた群に分けて効果を検証しております。
子宮筋腫の重量は腹部超音波検査により測定し、開始時、3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月、12ヵ月、18ヵ月、24ヵ月の子宮重量の比較により効果判定をしております。
その結果、桂枝茯苓丸を服用した群は3ヵ月後から有意差をもって筋腫が縮小しはじめ、観察した24ヵ月まで有意差をもって縮小しました。
推定子宮重量でみると、12ヵ月後には経過観察群では、筋腫の重量が117.9%に増大したのに比べ、桂枝茯苓丸群は76.8%に縮小しております。
井上滋夫、中田恵、片岡優子ほか:超音波計測による桂枝茯苓丸の子宮筋腫縮小効果の検討.産婦人科漢方研究のあゆみ.14:59―62、1997
無治療群では、1年後に筋腫の重量が117.9%に増大したのに対して、桂枝茯苓丸を服用した群では76.8%に縮小しております。大きくなるのを防ぐだけでなく、約3/4に縮小しているところから、効果があることがわかります。
次に、私の運営している漢方薬局のお客様のケースをご紹介いたします。
年齢
39歳
経過
- クリニックの不妊治療とともに私の運営している漢方薬局にて漢方を服用しておりました。
- クリニックにて、小さい筋腫がたくさんあり、それが着床の邪魔をしている可能性があるので、手術を勧められました。
- 漢方薬で何とかならないかということで、相談を受けて、のぼせや生理痛、打ち身の後がとれにくい等の自覚症状があり、桂枝茯苓丸(丸剤タイプ)の服用を開始します。
- 3ヶ月服用後、早く妊娠したいので、手術を選択されます。
- 手術では、すごくたくさん小さな筋腫があったのですが、簡単に取れたため、予定時間より早く終わり、術後の経過もとても良かった。
- その後、体外受精を行い、無事妊娠。
- 妊娠中も別の漢方薬を服用し、無事に出産。
このお客様のケースでは、3ヶ月という期間という事もあり、治癒はできませんでしたが、桂枝茯苓丸を服用したことにより、筋腫が縮小傾向を示したため、手術で筋腫が取れやすい状態になり、手術の予定時間の短縮、術後の経過良好につながったのではないかと推測できます。
この結果からも桂枝茯苓丸が子宮筋腫を改善する働きがあることが分かります。
桂枝茯苓丸は非常に歴史のある多くの女性が服用している代表的な漢方薬です。
桂枝茯苓丸は非常に歴史のある婦人病に用いられる代表的な漢方薬です。
三世紀ごろ中国でまとめらえた医学書「金匱要略」の婦人妊娠病編2条にすでに桂枝茯苓丸の記載があります。
1500年以上使われ続けている歴史からも、桂枝茯苓丸が婦人病に欠かすことのできない、とても重宝されている漢方薬であることがわかります。
また、桂枝茯苓丸は、当帰芍薬散や加味逍遙散とともに「女性の3大漢方薬」と呼ばれています。
そのように呼ばれていることからも、桂枝茯苓丸が女性の体の悩みに多く用いられていることがわかります。
桂枝茯苓丸の証のある人が感じている5つの自覚症状
桂枝茯苓丸は、すべての子宮筋腫の効果があるわけではなく、合うタイプというものがあります。
漢方医学では、それを証と呼んでいます。
漢方薬は、証があっていないと効果を発揮しないばかりが、体に負担をかけることもあります。
桂枝茯苓丸は、
1)月経痛がある
2)生理不順がある
3)打ち身の跡がとれにくい
4)精神的な症状がでる(イライラしたり鬱っぽくなったり)
5)のぼせがある
という5つの自覚症状のある子宮筋腫の方にピッタリです。
それは、以下のように桂枝茯苓丸の説明書きの効能に記載のある事からも分かります。
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症(月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲傷)、しもやけ、しみ、湿疹、皮膚炎、にきび
先程の私の運営している漢方薬局のお客様でものぼせや生理痛、打ち身の後がとれにくい等の自覚症状があり、桂枝茯苓丸の合うタイプだと判断し、服用していただきました。
桂枝茯苓丸が合うタイプかどうかを判断しないと効果は出てこないばかりか体に負担をかけることもあります。
服用にあたっては、専門的な知識や経験が豊富な医師や薬剤師に相談して証に合っていると判断してもらってから服用することをおすすめいたします。
子宮筋腫にお悩みで、体に負担の少ない漢方薬での治療を考えている方は、相談先の一つとして、漢方相談薬局にご相談することをおすすめします。
子宮筋腫にお悩みで、体に負担の少ない漢方薬での治療を考えている方は、相談先の一つとして、漢方相談薬局にご相談することをおすすめします。
お身体の状態を把握して、最適な漢方薬を選ぶには、専門的な知識や経験が必要となるからです。
実際、漢方薬を服用し、その効果を判断し、継続して服用した方が良いのか、他の漢方薬を検討した方がよいのかは、専門的な知識や建研が必要となります。
よって、相談先の一つとして、専門的な知識や経験が豊富な漢方薬局に相談することをおすすめいたします。
まとめ
桂枝茯苓丸は子宮筋腫に処方される代表的な漢方薬です。
桂枝茯苓丸を服用すると3ヶ月で有意に筋腫が縮小しはじめ、12ケ月後には76.8%に縮小するデータがあります。
桂枝茯苓丸は非常に歴史のある婦人病に用いられる代表的な漢方薬です。
桂枝茯苓丸は、当帰芍薬散や加味逍遙散とともに「女性の3大漢方薬」と呼ばれ、非常に多くの女性が服用しています。
子宮筋腫にお悩みで、体に負担の少ない漢方薬での治療を考えている方は、相談先の一つとして、漢方相談薬局にご相談することをおすすめします。


